少し慣れました。
少し慣れました。
今月の初めに14年一緒に暮らした愛猫を亡くしました。
小学校2年生だった娘が捨て猫を飼いたいと云って家族になった「くるみ」
16歳で老衰で亡くなりました。
今は庭のクチナシの木の下で眠っています。
しばらくの間は、
帰ると必ず玄関まで迎えに来てくれた事や
ソファに座っていると決まって膝に乗ってきた事
を想い出し、喪失感に呆然としていました。
家のアチコチにある爪の跡やいつも座っていた専用の座布団を見るたび、
涙が止まりませんでした。
やっと最近、冷静に想いだせる様になりました。
災害等で家族を失った方々を思うと、たかが、ペット。
だと思うので、むやみに嘆き悲しむのは控えるべきだと思うのですが、
言葉を話せないからこそ、どれほどその存在が
私を癒してくれていたのかを改めて感じています。
当たり前だと思う事、日常の暮らしのささやかな幸せ。
その大切さを、儚さを、「くるみ」が教えてくれたような気がします。